こんにちは!北基です!
座りすぎることで体に悪影響が出ることは近年急速に知れ渡りました。
オーストラリアでは官民一体となって座りすぎ防止キャンペーンを展開したり
欧米ではオフィスでも立ってデスクワークをする企業が増えるなど、海外では急速に
「脱・座りすぎ」が進んでいます。
日本でも最近座りすぎが見直され立って作業をする人が増えてきました。
では座りすぎると具体的に体にどのような影響があるのでしょうか?
今回は
・座りすぎって本当に体に悪いの?
・どんな影響があるの?
・どんな対策法があるの?
こういったところに焦点を当てていきたいと思います。
■目次
【長時間座位の悪影響】
1、インスリンの過剰分泌
膵臓にはインスリンを生産する働きがありますが長時間座っていることにより
筋肉や細胞の動きが鈍くなります。
動きが鈍くなることにより筋肉や細胞がインスリンに容易に反応しなくなり、そのせいで膵臓はますますインスリンを生産してしまいます。
その結果糖尿病や他の病気につながる可能性が高くなります。
他にもインスリンの過剰分泌により結腸がん、乳がん、子宮内膜がんのリスクが高まると言われています。
2、心臓病
長時間座っていることにより筋肉の脂肪燃焼率が低下し血流が悪くなります。
その結果脂肪酸が心臓を詰まらせやすくしてしまいます。
さらに長く座っていると高血圧とコレステロールの上昇を助け心血管疾患の発症率が最も低い人と比べ2倍以上になります。
3、筋肉変性
悪い姿勢で長時間座っていると正しい姿勢を保つための腹筋の筋力が低下し、腰痛やヘルニアなどの原因になります。
また肩や背中の痛み、首のハリなどの原因にもなります。
他にも長時間の座位により股関節屈筋をほとんど伸ばさないため短くなり可動域と歩幅を制限してしまいます。
近年では高齢者の転倒の原因は股関節の可動性の低下であることがわかっています。
4、下肢障害
長時間座っていることにより血液の循環が悪くなり足に体液がたまります
そのため足のムクミや静脈瘤、深部静脈血栓症といわれる危険な血栓につながります。
5、骨密度の低下
運動不足により股関節や骨が刺激されなくなり、骨の厚みや密度が下がり骨粗しょう症の原因になります。
6、脳への影響
人は運動することで新鮮な酸素と血液を脳に送り込み、それにより脳は活性化されていきます。
長時間座っていることによりそれが阻まれ集中力や記憶力の低下、鬱病の原因にもつながります。
また運動不足による血液循環の低下により脳卒中のリスクも高まります。
【対策】
1、ストレッチ
・首をぐるぐる回す
・足を上げる
・ゆっくり後ろを向くように腰をひねる(左右両方やる)
などのストレッチをするだけでもずいぶん変わります。
2、散歩
歩くことによって血液の循環が良くなり、気分転換にもなるので定期的に散歩をすることをお勧めします。
脳も活性化されるので仕事に煮詰まった時などは積極的に散歩に行きましょう。
3、立って作業をする
立って作業をすることにより血液循環の低下を防ぎ疲れにくくなり、集中力も増すなどこれで問題はほぼ解決されます。
こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
4、姿勢矯正クッションを使う
理想は立って作業することですが職場などでは難しいかもしれません
そんな時は正しい姿勢をサポートしてくれる矯正クッションを使いましょう。
正しい姿勢でいることで体の負担を軽減することができます
日常的に長い時間運転する方などにもお勧めします。
背もたれに括り付けるタイプもあります
【まとめ】
普段当たり前のように座って作業をしていますが実はこんなにもリスクまみれだったんですね。
新しい発見でまた常識も新しく変わっていきます。
職場でいきなり立って仕事をするのは難しいと思うので姿勢矯正クッションを使ったり定期的に歩いたり、ストレッチをするなどして対策を取りましょう。
そして普段からなるべく運動することを心がけ健康な毎日を過ごしましょう!(^^)!